CGI講座 ≫ スケジュールと準備

いきなりまとめ

ざっくりまとめると、CGIを使うまでの流れは、

になります。これだけ。

必要なものは、

になります。
全部無料でいけます!



ここから先は詳しい説明になります。必要ない人は次へGo!
↓ ↓ ↓



CGIを使うために

CGIを導入するに前に、とりあえず準備しておくことを紹介します。

CGIも普通のHTMLと同じでブラウザで確認します。基本的にはホームページ作成で使ったものがあればいいのですが、CGIを動かすにはそれらに加えてCGIの動く環境をPC上でも用意してあげないといけません。

なぜかというと、CGIはプロブラムです。プログラムは人間がコンピュータに対して「ああしてほしい。こうしてほしい」ということをやってほしい順番どおりに書いたものです。
ですが、人間が書いたものなので、絶対に間違いがない!
などということはありません。
簡単なものでもどこかしら間違っている場合が多いです。
その間違ったプログラムを実行すると、コンピュータ全体に迷惑をかけてしまうことがあります。そんなプログラムをいきなりサーバ上で動かすと、借りているサーバに迷惑がかかることがあります。

なので、自分のPC環境上で動かしてみて、間違いがないか、ちゃんと思ったとおり動作するかを確認する必要があります。問題がなければ、サーバ上にアップします。

もちろんアップロードしたあとはサーバ上でもきちんと動いているか確認します。

そのためには、まず第一にPC上でCGIを動く環境を作る必要があります。



PC環境の準備

PC側で準備することは、ホームページ作成のときの基本的なものに次の2つを追加します。

・Webサーバ
・PHP または Perl

PHPとPerlは両方入れておいてもいいです。
このサイトでは、PHPとPerlで書いたプログラムをCGIとして動かす方法を説明します。
PHPもPerlもプログラム言語です。文法もかなり似ていますが、CGIとしては設置方法など根本的に異なることが多いので、できる限り両方について説明します。

こらから学習するとして、どちらを使っていったらいいか?というと、個人的にはPHPをおすすめします。PHPのほうが色々楽です。

まず、Webサーバに関しては、「PCでWebサーバ」で導入方法を説明しているので、そちらを参考に用意してください。

プログラム言語であるPHPかPerlもそれぞれインストールを行います。
それぞれ、PHP入門かPerl入門の「準備」のところの説明にしたがってインストールを行ってださい。PHPとPerlをCGIとして使いたい場合は、Webサーバに特別な設定を入れる必要があります。

順番としては、Webサーバの設定を一度にやりたい場合は、先にPHPかPerlををいれて、それからWebサーバを入れましょう。
手間じゃないという人は、どの順番でもかまいません。



サーバ側の準備

準備、と言っても自分で作る必要はありません。
ここで必要になるのは、

CGIの使えるサーバを借りておく

ことです。

CGIの使えるサーバは、HTMLスペースを確保した時の契約条件に「CGI利用可」等と書いてあればそこのサーバで使えます。
もしも使えない場合は、別にCGIの使える場所を借りる必要があります。

自分のレンタルしてるスペースの条件で、「当社提供のCGIプログラムのみが使用可能」と書いてある場合は、自分で自由にCGIを設置できるわけではなく、そこが用意しているCGIを借りることになるので注意して下さい。



サーバ側で確認しておくこと

CGIのファイルは内容がプログラムになっていますが、Webサーバに置くときは普通のHTMLファイルを置くときと同じようにアップロードを行います。必要なのは次の3っつです。

・ FTPユーザ名
・ FTPパスワード
・ FTPサーバのホスト名、またはIP アドレス、およびポート番号


また、使えない場合がほとんどだし、めったに使いませんが、TelnetやSSHが使える場合は、
TelnetのIPアドレス(またはホスト名)、ユーザ名とパスワード
も確認しておくといいです。

さあ。レンタルしたスペースでは、CGIを置くには2種類の場所が存在します。
当然両方とも自分のレンタルスペース内でのことです。

● 決められた場所以外にCGIスクリプトは設置できない
例えば、自分のスペースの中にある「/cgi-bin/ディレクトリ」以外は禁止という場合。

● どこにでも好きな場所にCGIスクリプトを置くことができる
自分の領域でコンテンツが置ける全てのスペースの中からどこでも好きな場所に置ける。
これは各サーバと設定によるんですが、今はあまり前者は見かけません。
自分のサーバがどちらなのかよく読んで、CGIを設置する場所を調べておいて下さい。

CGIを設置する場合必要なものは、

・ CGIを設置するディレクトリ(上記参照)
・ PHPのバージョン
・ perlのバージョン
・ perl のパス
・ sendmailのパス(perlでメールを使う場合)

こんなところです。通常サーバのマニュアルに書いてあるはずなので、各自よく確認しておきましょう。
XREAでは、ログインしてコントロールパネルから「サイト設定」でphpのバージョンを選べます。

例)perlのパス → /usr/bin/perl、/usr/local/bin/perl
phpのバージョン → 7.0

以上を先に揃えておいて下さい。


CGIファイルの拡張子


perlで書いたファイルの拡張子は普通は.plです。
が、CGIにする場合は.cgiを使います。
と言ってもこれも各サーバの設定によるので、.plか.cgiかどちらを使うかは確認しておいてください。

PHPの拡張子は通常.phpです。大抵はこのまま動きますが、サーバによっては異なる場合もあるので、注意してください。

ちなみにXREAでは、

PHPの拡張子が .php の場合は、FastCGI版で動作します。
PHPをCGIとして動作させるには、拡張子を.cgiにして、行頭に PHP のパス (#!/usr/local/bin/php) を追加してください。


となっています。



ページのトップへ戻る