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FTP
スペースは確保できましたね?
では、そのスペースに作成したファイルをアップロードしなければなりません。
アップロードとは、ファイルを他のコンピュータ(サーバ)に送ることだと思って下さい。
今は自分のコンピュータにあるファイルは自分だけみれますが、他の人は見ることができません。
なので、他の人がインターネットを通して見れるように専用のサーバに置くのです。

・・・・・はて?どうやって?
要するに、自分のコンピュータ上にあるファイルを、借りたスペースに送れば良いわけです。
送ると言っても宅急便やメールじゃないんだからどうすればいいかわからないと思います。
インターネットには、ファイルを他のコンピュータに転送・または他のコンピュータから持ってくる方法をがあるのです。
それがFTP(File Transfer Protocol)です。
またProtocolというものが出てきました。名前の通り、ファイルをやり取りするためのお約束事です。
これもいたってシンプルなもので、ネットワークに繋がっていれば、例のコマンドプロンプトから実行することもできます。
しかし、慣れないとちょっとツライものなので、便利なFTPソフトを使います。
これは、フリーソフトがその辺にいっぱい転がっているので取ってきて下さい。「FTPソフト 無料」などでググりましょう。
便利なソフトが色々ありますので、各自説明を良く読んで使って下さい。
個人的オススメは、ffftpやfilezillaです。
FTPを行うには
FTP、FTPとさきほどから言っていますが、ファイルを他のサーバに送り付けることができるんだったら、
どこのサーバにも送ることができちゃわない?
いえいえ。そんなことはありません。
まず、Webのページを見るためには、各情報が入っているコンピュータにWebサーバというものがないとダメです。
同じ様にFTPを受け付けるコンピュータにはFTPサーバというものが動いているのです。
とりあえず、これでどこのコンピュータにもFTPできるものではないということがあかりましたね?
では、FTPサーバのあるコンピュータには誰でもFTPでファイルが送れるのか?
ンなこたぁありません。FTPサーバにアクセスするには権限が必要になります。
ちょうどプロバイダにアクセスする時に「ユーザ名」と「パスワード」を求められるように、
FTPも許可されている「ユーザ名」と「パスワード」が必要になります。
これはスペースを借りた所から各自与えられているはずなので、それを使います。
ついでにFTPサーバの「ホスト名」かまたは「IP アドレス」もわかっていないとFTPできません。
(実際は匿名でもオッケーなFTPサーバも存在します)
さっそくやってみよう
FTPに必要な情報
FTPするときに必要となるのは次の3つです。
● ユーザ名
● パスワード
● FTPサーバのホスト名、またはIP アドレス、およびポート番号
用意されていますか?
FTPサーバのホスト名で指定されたコンピュータに、指定されたユーザ名とパスワードを使ってアクセスしてファイルを送ります。
ポート番号とは、FTPでデータをやり取りするときの、相手コンピュータの通路番号みたいなものです。FTPは指定しないと21番になります。が!サーバが「この番号を使ってね!」と指定してしある場合は、それを使いましょう。
アップロード
ためしに、無料ホームページXREA Freeで領域を借りてアップしてみましょう。「スペースを確保しよう」で方法を説明してあります。
では、実際にファイルをアップロードしてみましょう。
しかし、いきなりファイルを全部アップするのは無謀です。テストしてみましょう。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>MY HOME PAGE</title>
<meta charset="utf-8">
</head>
<body>
テストです
</body>
</html>
こんなファイルを作成し、test.htmlとかいう名前で保存しましょう。
まずそれをアップロードします。
ここでやっとFTPソフトの登場。
わかりやすいので、ffftpというフリーソフトを使ってみましょう。
まずソフトを立ちあげてみましょう。

こんな画面が前面にでてきます。
最初は自分のレンタルサーバにFTPするための情報をもっていないので、「新規ホスト」を押して新しく登録しておきましょう。

こんな画面が立ちあがってきます。
・ホストの設定名 FTPソフトに登録する名前。分かり易い様に、借りてるサーバ名や会社名など入れておきましょう。
・ホスト名(アドレス) FTPサーバの「ホスト名」または「IP アドレス」
・ユーザ名 「FTPユーザ名」
・パスワード 「FTPパスワード」
入力しました?
次に、今入力したのと同じ画面で、「基本」の右の「拡張」を選択して、「PASVモードを使う」にチェックをいれておきましょう。
ポート番号が指定されている場合も、ここで指定します。

終ったら「OK」ボタンを押します。
前の画面に戻ってきました。
アクセスする
早速アクセスしてみましょう。

一覧から今登録した「XREA」を選んで「接続」ボタンを押します。

こんなん出ました?
左側が自分のコンピュータで、右側が今アクセスしたコンピュータの中身です。
たぶん左側はffftpのソフトが入ってるディレクトリの所が表示されているはずです。
左の自分の方は自由に動くことができるので、そこからアップロードするファイルの置いてある場所まで移動して下さい。
ドライブは上の四角いところから選びます。一つ上のディレクトリに上がるには、そこの左のボタンを押します。階層を下がるには、下の白く大きい所に表示されたディレクトリ名をダブルクリックします。
一方、右側はどうでしょう。
アクセスしたコンピュータでは自分の自由に使える領域しかアクセスできません。
スペースを借りた所からの案内で、「ここにファイルを置いて下さい」というディレクトリが指定されていると思いますので、そこに置きましょう。
大抵の場合ですが、入ったらすぐpublic_htmlとかそんな名前のディレクトリがあると思います。
ファイルを置くのはその下になります。XREA Freeもそこに置くようになってます。
詳しくは自分がスペースを借りた所で案内があると思うので、それを参照して下さい。
この辺はサーバによって全然違う場合があるので。
どこにおくかは人それぞれですが、とにかくファイルを置く場所はわかりましたか?
そこまで移動しましょう。移動方法は左側と同じです。
ファイル転送
左側からHTMLファイルtest.htmlを選択します。
もし、複数のファイルをアップする場合には、[shift]キーを押しながら左クリックして、複数のファイル選択します。

アップロードするファイルを選択したら、そのまま反転部分をサーバ側にドラッグしてアップロードします。
右側にファイルは移動できたでしょうか?
確認する
各レンタルサーバから「あなたのサイトを見るためのURLはココですよ」
という案内がきてると思います。
それが、例えば
http://heyta.s1006.xrea.com/
である場合、先ほどアップしたファイルを「ここにファイルを置いて下さい」
と指定されたディレクトリの直下に置いた場合、
http://heyta.s1006.xrea.com/test.html
を指定すればブラウザで見れます。
ブラウザからアクセスしてみます。

こんなん出ました。
XREA Freeは無料スペースなので画面に広告が入ります。間にある部分が先程アップしたファイルのbody部分になります。
ファイルをすべて転送
確認できましたら、自分のデータをアップしていきます。
FTPソフトを使うとディレクトリごと全てまとめてアップできます。
ただし、あんまり回線が貧弱ですと途中でブッち切れることがあります。ご注意下さい。
さて、全てアップできたらブラウザで確認します。
リンク切れ、画像の非表示・・etc、納得いくまで確認して下さい。
ファイルを削除
サーバ側のファイルを削除する時は、サーバ側にあるファイルを選択し、そのまま右クリックします。
すると色々なメニューが出てきます。

「削除」を選択するとそのファイルを削除することが出来ます。
他にもファイルの名前を変えたりすることができるので、いろいろ試してみましょう。
その他設定
FTPの設定を変える場合は、ホスト一覧からXREAを選んで、「設定変更」ボタンを押します。

ローカルの初期フォルダは、PC上で作ったサイトの場所を指定しておきます。
ホストの初期フォルダも設定しておくと、左右の画面がその場所からスタートするので、次回アクセス時楽になります。ホストは「現在のフォルダ」をクリックすると値が設定されます。

サーバによっては、ブラウザのコントロールパネルからアップロードを行う機能がついているところもあります。それを利用してもいいでしょう。ただし、FTPソフトの場合フォルダごとアップロードすることができますが、サーバ固有のアップロード機能だと、それができない場合もあるようです。
FTPの使い方に限らず、ファイルの扱いなどサーバごとに色々とルールが違うので、借りたときに先に確認しておくことをおすすめします。